今日はボテチーノで洗面台を制作していました。
図面はこちら。
まず、丸鋸でサイズ切断します。
次に、鉄筋補強に入ります。
ここでは、
まず強度的に耐えられるのかどうか、石種を見極める事。
また、穴明けサイズや位置により補強が必要か。
このように総合的なことを踏まえ、作業にあたります。
穴明位置をしるし、鉄棒位置を定めます。
鉄棒を入れ込む場所を削ります。
鉄棒が綺麗に納まりました。
ボンドを流し込み、養生させます。
洗面台正面の小口部分は10Rの面取りです。
手磨きにて、艶を出します。
洗面穴を開けて、ようやく完成しました!
丁寧に補強された洗面台は、毎日の暮らしの中で
優しく、また力強く溶け込んでいくことでしょう♪
【※石種】
イタリア産 大理石 ボテチーノ
【※特性】
ベージュ系大理石の代表的石種で古くから使われていますが
丁場、採掘層により色調や柄が異なり注意が必要です。
また、疵が多く裏張りの補強加工を要します。
しかし、ベージュの地色に濃い目の柄が入る優しい色合いは
落ち着いた色見と古典的な模様で、気品溢れる石でもありますね。