今日の工場では、細かな作業をしていました。
図面はこちら。
小口部分がなんとも細かに指示してありますが、
どのように進められるのでしょうか?
まず、ドラム機での加工です。
初めに、天板石厚30mmの板材に対して
小口部分をドラム機で18mmに決めていきます。
次に、天板部分を二段に小段を付けて落としていきます。
その後、前垂れを接着し、小口部分を磨きます。
これで石の厚みが36mmとなりましたよ!
小段部分は小さな3R面を施し、手磨きにて艶を出します。
細かな細工が綺麗に出来ています。
板材としては弱い部類の、マロンブラウンダーク。
通常、裏はネットが貼られて輸入されて来るのです。
細長い前垂れ部分には、鉄棒補強が丁寧にされ
強度を付けて、仕上げます。
高級感漂うカウンターは、強度とデザイン性が揃い
満足して頂ける製品となりました。
こんな加工、できるのかな???
と思った時も、お気軽にご連絡ください!
どんなことでも、ご相談に応じますよ♪
【※石種】
スペイン産 大理石 マロンブラウンダーク
別名:エンペラドールダーク
【※特性】
色調の変化が激しく、同一原石の中でも濃淡が出るのが欠点。
また、疵や巣穴が多く、裏張りや表面処理が必要な石です。
しかし、濃い茶色から黒に近いダーク系の色合いが
落ち着きと品格を持ち合わせ、珍重されている石でもあります。