今日の工場では、思わずほっとするような
自然を感じさせる仕上げの、沓石が並んでいました。
図面はこちら。
天端はバーナー仕上げ、側面はノミ切り仕上げとなっていました。
まず、仕上げの違いを確認してみましょう。
『ノミ切り仕上げ』とは・・・
割肌面、又はコブ出し面をノミを用いて荒く平坦に加工する方法。
概して大ノミ切り、中ノミ切り、小ノミ切りに分けられる。
手加工の為、人によってはテクスチャーが異なります。
『バーナー仕上げ』とは・・・
「ジェット仕上げ」「バーナー仕上げ」と略称する場合もあります。
LPガス、酸素の混合バーナーで1300~1800度の高温で表面を焼き飛ばした後
すぐに水で冷却して仕上げたものです。
出来上がってきました。
天端のバーナー仕上げと、側面のノミ切り仕上げが見事にマッチングしていて
見ているだけで心温まる製品になってきました。
最後に貫通穴を開けて完成となります。
【※石種】
中国産(福建省) 御影石 G635
【※特性】
生産量、石質に難点が少なく、多くの物件に使用。
丁場によりピンクの濃淡が異なったりします。
黒玉を避けるため、原石は比較的小さいんですよね・・・