久々の特大沓石。
通常は4寸~8寸でのご注文が多いです。
4寸で天端は120φ、8寸で天端は240φというサイズの中、
今回のご依頼は、
なんとっ!!
1尺です。
天端は300φ、底は390φというこの大きさ!
こちら、製作図面です。
まず、四角い塊に切断。
その後、こちらのドラムにて角度を付けていきます。
300φの型を元に、ミニ丸鋸で八角形に切断します。
ミニ丸鋸では、
このような感じに仕上がりました。
次に、石屋で曲線を作り上げます。
一つが100Kg程の重い沓石。
手前にある、『つりクランプ』で移動したりします。
工場内ではこの道具のことを『カニばさみ』と勝手に名前をつけちゃって
呼んでいます。
確かに・・・
蟹のはさみのように、はさんだら離さない!というくらいのイメージですね。
手磨きで、丁寧に磨き上げます。
製品は合計三個。
存在感のある沓石が完成しました。
【※石種】
中国産(山西省) 御影石 山西黒
【※特性】
中国産の黒御影石の代表と呼ばれる山西黒。
丁場で品質の良し悪しの差が出ますが、
南アフリカなどで採掘される黒御影石よりも安価な為、
日本では一番よく使われている石ですね。