今日は、神社の鳥居に使用される沓石を制作していました。
図面はこちら。
この沓石を、どのように制作していくのでしょうか?
まずは、丸鋸でサイズに合わせて正方形に切断。
そして不要な部分も、大まかに切り落としておきます。
次に、柱を挟み込むように取り付けられる為、半分に切断。
その後は石屋に手渡されます。
円型をイメージし、ハンドカッターで形を造っています。
コタタキ仕上げに入ります。
コタタキ仕上げ、終了後です。
この後、貫通穴を開けて完成です。
お饅頭のような形に、仕様はコタタキ仕上げ。
鳥居の柱の大きさ、また設置される傾きに応じて
貫通穴を開けるという難しい製品。
まさに、職人の腕がキラリ☆と輝く製品となりました。
【※石種】
御影石 中国産(福建省) G603
【※特性】
10~20mmの白色結晶が点在するのが特徴。
石目は多少粗く、吸水率が高い為、
サビと呼ばれる鉱物の影響で、茶色のシミが浮くことがあります。
しかし石質が安定しており、価格も安かったことから
多くの施工例がある御影石です。