今日の工場では、手の込んだ笠石を制作していました。
図面はこちら。
仕上げは水磨きがベース。
部分的にコタタキ仕上げでアクセントを付け、風格を全面に出した笠石。
笠石は小段やテーパー加工で、細かなデザインとなっています。
加工は、色々な手順で進められていました。
まず、小段を付けます。
その後、ドラム機でわずかな角度を付けて行くのですね。
わすかな勾配なので、写真ではお伝えしにくいのが残念です・・・
そして、手作業で中心の50mm角の加工をしていました。
次に、石屋では羽目の座彫り作業をしていました。
結構な深さです・・・
直角が出る様に、丁寧に削っていますね。
手磨きで水磨仕上げ後です。
全ての工程で、順序良く丁寧に仕上げられた笠石と羽目。
お客様の元では、凛とした表情で据付けられることでしょう♪
【※石種】
中国産(福建省)御影石 G682
【※特性】
色調はさまざまですが、比較的淡色物が多いです。
この石種本来の色調は白系からピンク系に分かれますが
近年はピンク系錆石が主流です。
錆石の性質上、色合わせは困難な石でもありますね。
