今日の工場では、『G682』でビシャン仕上げと割肌仕上げの加工をしていました。
図面はこちら。
笠石の小口は『ビシャン仕上げ』
ビシャン仕上げとは・・・
機械挽きした表面、または小切りした表面を
ビシャンと言う突起のついた槌でコツコツと叩いたものです。
小口部分、ビシャンのアップ写真です!
また、埋込石の小口は歴史を感じさせる『割肌仕上げ』
割肌仕上げとは・・・
山から切り出したままの石材をゲンノウなどで
適当は大きさ、厚みにしたものです。
使用表面には出来るだけノミ跡等の道具跡を付けないようにしますよ!
いかがでしょうか・・・
年月を感じさせる加工と風合いがマッチして
人々の心をほっとさせるような、そんな優しい仕上がりとなりました。
【※石種】
中国産(福建省)御影石 G682
【※特性】
色調はさまざまですが、比較的淡色物が多いです。
この石種本来の色調は、白系からピンク系に分かれますが
近年はピンク系錆石が主流です。
錆石の性質上、色合わせは困難な石でもありますね。